平成27年6月16日(火)

missing fours "SAO365"

～4日目～　ソードアート・オンライン（４） P.93～99

駄目だ、何もする気が起きないんじゃない。何もできない。

そんな時、あの声が聞こえた。

あの作品に似せた、彼ら彼女ら誰かの声。

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屈服するのか。

そうじゃない。死を受け入れるんだ。もう俺は死んでいるんだ。

諦めるのか。ずっと否定し続けてきた世界と、神々を殺すという願望を。

俺はもう死んでいて、何をしたって何にもならないことぐらいわかっているさ。

それは我々の闘いを穢す思考だな。かつて世界に闘いを挑み数多の屍を踏み越え、神々の頂にさえ届いた、我々の闘いを。

君が強すぎただけさ。俺にはもうそんな力は残っていない。

失われた全ての力に絶望せず、ただひたすら愚直に器を生成し磨き続けた自分を認めたまえ。

……そんなの無理だよ。

再創造した我々を君は知っている。立ちたまえ。立って拳を作り大地を蹴り天を貫く意志をもう一度、生成したまえ。

でも君だってもう、死んでいるんだ！　君を宿したとしても……

死者であることを誇りに思いたまえ。君の野望は必ず叶う。世界を殺し、神々に矛を突きづける日は遠からず来る。さあ……我々の真名を使いたまえ！

『自分一人の闘いじゃない。皆の思いを、意志を受け継いで立っているのだから』

俺は本当に臆病で、卑怯者で、こんな世界なんてどうでもよくて。

それでも、君のためになら立ち上がる。

それだけは守るよ。

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目が覚める。

ゆっくりとキーボードに指を触れて、押し込む。

ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり。

トランプの数値は３，９，３。

393ページなんてあるわけがないので、P.93ということになる。

どのシーンだ。

惨すぎる。

なぜこんなシーンを引き当ててしまったのか。

最低最悪に思えるシーンだったが、無事に今日も終えることができた。

文庫本８ページ。

……ラスボス戦を引き当てていたらどうなっていたことか。